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コンポストによる資源循環のメカニズム


コンポストとは、

家庭から出る生ごみや下水汚泥などの有機物を、微生物の働きで分解させて肥料にする処理方法のことを指す。 自然の仕組みに基づいて、資源を無駄にせずに循環させるという素晴らしいアイディアといえる。



日本では江戸時代に既に

コンポストの考えを社会実装していた。具体的には、家庭から出る排泄物を回収し、農作物を育てる肥料にしていた。(資源を循環させながら生きていた)


水洗トイレや下水道のない時代に、洗練した排泄物の処理能力を有していたことにも驚かされる。


資源循環のメカニズム

(循環の破綻)

人は農作物や家畜を食べ、生ごみや排泄物を排出する。そして、生ごみを燃えるゴミに出し、排泄物をトイレで流す。


(循環の完結)

人は農作物や家畜を食べ、生ごみや排泄物を排出する。そして、それらを肥料にし、農作物を育てる。⇒循環する


 

今、できることを考え、自分事として行動する

現代では排泄物の処理まで、個人で行うことは難易度が高く感じます。私自身、個人で実施できているのは、生ごみや残飯の処理までです。(自宅では、段ボールコンポストを運用しています)



今後、目指すことを考え、行動する(個人・企業・社会)

ここでは、個人・企業・社会での取り組みの事例を紹介します。コンポストに限らず、循環型を考慮した取り組みを紹介しており、みなさんが循環型を考える上で、参考になれば幸いです。



<個人>

こちらは、私自身が自宅でダンボールコンポストを作るときに参考にした動画です。自分事として行動するきっかけにして頂けたら幸いです。



<企業>

アイテックシステム株式会社のバイオトイレについてです。微生物の力を利用して排泄物を処理するトイレで、自然環境に配慮した自然循環型トイレとして注目されています。



<社会>

ビル&メリンダ・ゲイツ財団が資金提供して作成された処理装置により「人間の排泄物からできた水を飲む」様子が冒頭の動画で紹介されています。


Microsoftの共同創立者であるビル・ゲイツ氏は、長年にわたって、水不足に苦しむ7億人の人々にきれいで安全な水を届ける活動に取り組んできました。この最新技術は、そうした問題を解決するカギとなりうると考えます。



今後に向けて

コンポストによる資源循環のメカニズムについて紹介しました。

このメカニズムで重要なのは、自然の仕組みに基づいて為されている点です。つまり、電力などのエネルギー・地球の資源を使うことなく、人間の営みを持続的かつエコに維持できるということ。このようなアイディアが多く生み出され、社会実装されていくことを強く願います。

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