アフターコロナ時代において、人々は三密を回避した新たな生活様式を模索し、地方への関心が高まると考えられます。コロナにおける大きな変化はテレワークに代表される「働き方」の変化です。特に都会において、テレワークが普及しオフィスに集まることなく在宅である程度の仕事がこなせる人々が増加しています。これは、専門性やスキルを持ってテレワークで仕事が出来る、即ち地方においても活躍できる人材の選択肢が増えていると捉えられます。
地方において人材が不足していると言われる、所謂ホワイトカラーの仕事に従事する様々な職種の様々な人々が、テレワークを交えた働き方になっており、このような人々が地域と関わり合いを持つことは地方の自治体や事業者のみならず教育にとっても新たな機会となっています。
私達は、新たな時代の学びを先進技術を活用しながら、より良いものにしていきたいと考えています。地方創生の根幹に、教育の充実が位置付けられると考えています。特に重要と捉えているのが、新たな課題に対応するための力です。実社会における様々な課題解決に向けての実践的な教育の充実、様々な国の人々とコミュニケーションを図り協同する能力の向上、ICTの活用等の新たな手法・技術の習得を含め、新たな課題に対応できる力量を高めることが必要と考えています。
子どもたち1人ひとりの力を伸ばしていき、将来の夢や目標を実現していくためには、1人の教師のみならず、学校内外からの多様な人材との組織的・協働的な課題解決能力が求められます。多様な専門性を持つ人材と効果的に連携・分担していくことで、組織的・協働的に諸課題の解決に取り組む力が醸成されていくと考えています。テレワークにより、働き場所に縛られない様々な職種の様々な人々が、それぞれの専門性の領域において教師として活躍することで、これまでにない質の高い教育が実現すると考えています。
本件に関しまして、ご意見やアイデア等を共有させていただき、より良い教育の実現、地方創生に向けた取組みを良いものにしていきたいと考えています。